石郷岡病院事件裁判・公判、判決のおかしい部分

判決文は表に出すことができないので、判決の概要を書きます。
なるべくわかりやすく書いてみます。

判決は簡単に言えばこういうことです。


・菅原被告は1回だけ頭(顔)を踏んでいるから暴行ですよ。

・田中被告は映像が不鮮明だし、暴行と言えるかわからないし、映像を見た感じ、正当な医療行為ですね。※1

・オムツ替えの時に被害者の頚椎骨折が起きました。

・でも菅原被告の違法な暴行で骨が折れたのか、田中被告の行為で骨が折れたのか、わかりませんね。

・そうすると、菅原被告の暴行が原因で首の骨が折れちゃったのが被害者の死につながったのか、田中被告の医療行為が原因で首の骨が折れて死につながったのかわからないですね。※2

・菅原被告の暴行で首の骨が折れたのかわからないから、傷害罪じゃなくて暴行罪ですね。※3

・だから菅原被告は暴行罪で罰金30万、田中被告は無罪ですよ。


※1…共同正犯(刑法第60条)不成立の根拠
※2…傷害致死罪(刑法第205条)不成立の根拠
※3…傷害罪(刑法第204条)は暴行により怪我をした場合。暴行罪(刑法第208条)は暴行で怪我をしていない場合に適用

ということです。
結局、頚椎骨折が起こるような場面は被告らの暴行場面しかないのに
原因不明で終わらせたのがこの裁判です。
暴行はあったけど、結局どうして首の骨が折れたのか、なーんにもわからなかったよ〜という無責任な判決でした。


次にこの公判、判決のおかしい部分を書きます(主なもの)

・千葉地裁は検察が強く求めた、医療看護の専門家を裁判の証人として呼ぶのをどうして断固拒否したのかな?専門家を呼ばないでどうやって公正な判断をするのかな?

・それなのに、公判中では裁判所も被告人弁護士達も、なぜか被告の味方の石郷岡病院関係者「だけ」にこれが「医療行為かどうか」意見を求めたよね?そりゃ、被告人の味方だから医療行為だって答えるよね。
結局、石郷岡病院関係者に医療行為かどうか聞いてるのだから、やっぱりはじめから専門家を呼ぶべきだったんじゃないの?これって、おかしくないですか?

・証拠採用されたビデオ映像を、千葉地裁が「これ、うちで預からせてくれない?うちで見て暴行か医療行為か決めるわ。だから、医療行為かどうか専門家に意見を聞かなくていいじゃん」としました。間違ってるよね?

・医療看護の専門家でもない裁判所や裁判員は、専門家の意見を聞けず、石郷岡病院関係者の被告人に有利な意見しか聞く機会がないよね。どうやって正しい医療行為と判断するの?証拠として偏っていませんか?おかしいですよね?

・するとどうなるでしょう。普通は虐待だと思う行為でも石郷岡病院関係者の、被告人に有利な証言で正当な医療行為になりますよね。これっておかしくはないですか?

・菅原被告は「報復行為」として右足で被害者の顔を踏んだと裁判所は認めたけど、右足って2歩目なんです。最初の左足でも蹴ってるように見えるけど、なんで左足は暴行じゃないのかな?おかしいよね。なんで左足が暴行ではなくて、右足だけが暴行って決めたのか、裁判所もその理由がわからないんだって。


・裁判所が「うちで預からせてね」と言って証拠採用されたビデオ映像、裁判所が自分達で「証拠になるねぇ」と預かっておきながら、判決で「やっぱりビデオ映像は不鮮明だからよくわからないわ」っていうの、おかしくないですか?

・田中被告についても、被害者を抑えるために覆い被さって「膝を浮かせて」抑えつけてるって
なんか不自然じゃないですか?しかも膝は床に置いてたんだって。どうやって抑えてるの?
しかも菅原被告が足で踏みつけても、田中被告はずっとその格好で抑え続けてるよね。
まるで菅原被告が暴行するのを手伝ってませんか?

・なんで被告人である菅原被告の書いた看護日記とか言い分をそのまま認めちゃうの?
犯人の言い分だけ聞いていたら、犯人が「やってません」っていえば、みんな無罪になっちゃうよね?


どうですか?この裁判は変だと思いませんか?
なんか色々と変だと私は思います、被害者家族ということを抜きにしても。
だから、悲しいのではなく怒りと呆れが交錯した感情でいます。
不当判決だと強く思います。

これね…多分ですが被告弁護士達もびっくりしたと思いますよ。
と同時に被告弁護士達も、精神科患者が被害者だとこんなに不利なんだと驚いたと思いますね。
棚から牡丹餅、と思ったでしょう。
だって映像も残って言い訳も苦しく証拠を元に説得力のある弁護をできるわけもなく
大げさに演技?をして同情を誘い、裁判員の心情に訴える作戦なのは、裏を返せば被告側に不利だと思っていたからですよね。
ところが、執行猶予くらいつけば御の字だったはずが、無罪と微罪だったんですから
笑いが止まらないのではないでしょうか。
なにしろ、検察から懲役8年も求刑されていたわけですから。
検察にとっても晴天の霹靂だったと思います。根拠もなく懲役8年を求刑したわけではないのですから。
不当判決ですから、私は強く控訴を求めますが、精神科患者が被害者ですからね…
どうなるかは、わからないのが正直なところです。
まあ、検察も傷害致死罪を認定できると思って起訴したのですから、控訴を諦めるというのも
どうなのかな、とは思いますね。
ましてや、公判前整理手続が違法であったとも言えますからね。
千葉地裁は不当に証人請求を却下したという事実が。
そのせいで、実際にこんなメチャクチャな公判、判決が出ましたしね。
正当な医療行為かどうか、裁判所は被告らの味方である石郷岡病院のスタッフの証言で判断した。
検察は完全なアウェイ状態で戦ったわけです。
精神科患者の死なんて気にするわけがないのでしょうから…
かなりの傍聴人も恐らく非常に違和感を感じたと思います。
実際、裁判長が何を言っているのかよくわからない、説得力のないものであったのですから。
複数のマスコミ関係者も判決を聞いて、驚くとともにある記者などは憤慨の域を超える
とまで仰っていたくらいですから。
けれど高知白バイ事件のような、不可思議判決が司法判断であるのは間違いがないところで
今回の裁判も、公判前整理手続の時から異常事態が発生していたわけなのですよね。
今回の判決を知って、やっぱり准看護師らは悪くない、と思われることを危惧していますが
このようなグレー判決で、しかも原因究明がなされていない、いい加減な判決なのですから
このまま判決が確定すれば、日本の司法もここまで狂ってきたのかと言わざるをえないと思いますね。

プロフィール

gunter75

Author:gunter75
このブログは姉である【私個人】がやっています。



●プロフ画像は、弟が薬剤性ジストニアになったあと、友人たちがリレーで色紙を書いてくださり、お見舞いの時にいただいたものです。



●医療法人 石郷岡病院を許しません!!
絶対に諦めません!!(2015/12/31現在、病院からの説明・謝罪等は一切ありません。2012/1/4以来全く接触もありません)


●事件の流れ
2012/1/1石郷岡病院の2准看護師が弟を暴行→1/2朝には病院側は異変に気づきながらも放置。診察もしていないのにも関わらずカルテに「著変なし」、1/3昼過ぎ救急搬送→1/4一時心肺停止するも蘇生→2014/4/28療養先の病院で息を引き取る→2014/4千葉県警千葉中央署捜査第一課捜査開始→2015/7/8石郷岡病院の暴行した2准看護師逮捕→2017/3/14 千葉地裁(高橋康明裁判長)は、正当な医療行為として田中氏無罪、菅原被告に罰金30万の不当判決(公訴時効成立の暴行罪)を下した→3/28検察が控訴

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