めちゃくちゃにされた人生(2) かぜにパキシル?(読売新聞Online・ヨミドクター・佐藤記者の精神医療ルネサンスより転載)

抗うつ薬(SSRI)のパキシルがケイジさんの衝動性などを高めた可能性を指摘した前回の記事で、東京の精神科病院の薬剤師(薬局長)から意見が寄せられた。




これは賦活症候群(アクチベーションシンドローム)の可能性が考えられます。パキシルは確かに、抗うつ効果としては高くていいのですが、こうした賦活症候群のようなこともあります。「パキシルは効くから」と、安易に処方する医師が多いのではないかと思います。他のSSRIとは違った薬物動態であることを、もっと広めるべきであると思います。

 薬は一般的に、飲むと血液中の濃度が上がって行きます。他のSSRIは「線形モデル」と言って薬の量と濃度が比例関係となるのですが、パキシルは「非線形モデル」のため比例関係ではありません。そのため、薬を少し増やしただけでも、人によってはものすごい量の血中濃度になってしまいます。そうなると、場合によっては脳のセロトニンを刺激して衝動性が増すと考えられます。




パキシルは「よく効くものの、使い方が難しい」と指摘する精神科医は多い。だが、その難しさを理解せず、安易に処方する医師もまた多い。


専門医であれば、パキシルを使用したら、抗不安薬や抗精神病薬を併用してこうしたことに対応する場合もあります。


これは、パキシルをどうしても使わなければならない状況でのことだろうが、このような併用の危険性を指摘する精神科医もいる。「抗不安薬は、いわゆるベンゾ系の脱抑制が加わりやすく、抗精神病薬、特に非定型薬+パキシルは衝動性が増幅される。パキシルからルボックス又はジェイゾロフトへの変薬か、スタビライザー(デパケン、リーマスなど)の補強などがセオリー」

 最後に、精神科クリニックの院長に最近聞いた話を紹介しよう。2000年に国内販売が始まったパキシルの宣伝が、医師向けに盛んに行われていた頃のことだ。この院長が当時働いていた東京の総合病院で、ベテラン内科医が「かぜにパキシル」と口走りながら、あらゆる患者にパキシルを処方していたという。かぜにパキシルは適応外なのは言うまでもないが、適当に「うつ状態」などと書いて処方していたのだろうか。抗うつ薬の安易な処方の問題は、精神科にとどまらず内科などにも及び、根が深い。


めちゃくちゃにされた人生(2) かぜにパキシル?

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