石郷岡病院事件 石郷岡病院の主張(被告準備書面より)

ネットで検索していると、弟の事件を「石郷岡病院事件」と命名していた方がいたので、今回よりそのように記載することにする。


それにしても、事件からすでに2年6か月が経過しました。
正直申し上げて、千葉県警 千葉中央警察署に対しては非常に複雑な感情を抱いています。
一般人が同じような事件に遭遇すれば、警察はすぐに動くでしょう。
もう2年半。弟は無念の死を遂げ今なお、犯人達も逮捕されていない。事が進まない。
周囲の方々も疑問を抱くほどです。


私の祖父(母の父。因みに父の父、つまり父方の祖父は中学校の校長)は、千葉県警の警視正でした。
弟が石郷岡病院へ入院した2日後に亡くなりました。
確か表彰、勲章も貰っていると思います。
小さい頃は警察署に一緒に連れて行ってもらい、優しい婦警さんに相手をしてもらって映画を見せてもらったりお菓子をいただいたり…良いイメージでした。
しかし、今やそんなイメージは払拭されました…



ところで。裁判における、石郷岡病院の準備書面から、石郷岡病院が今回の事件について、どのような認識を持っているかをご紹介いたします。
ハッキリ言って、書き写していて気分が悪くなります。。。
そして突っ込みどころ満載です。
(大きめの字の強調箇所は当方の判断です)


みなさまはどう思われますでしょうか?




石郷岡病院の準備書面(2)より


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原告らの主張する被告の過失について(頭部に外圧を加えた過失について)

原告らは、訴状において「被告職員は原告陽の頭を足であえて踏みつけており、この衝撃により原告陽は脊髄損傷を引きおこし、四肢麻痺が残り、首以下が完全麻痺の状態となった」と主張する。

そもそも、繰り返し述べているように、S准看護師は、原告陽の頭部をあえて踏みつけたのではなく、原告陽の衝動を抑えるために、やむなく一瞬原告陽の頭部を足で押さえたものである。
しかし、この抑制は極めて軽微であって、この抑制行為により原告陽に脊髄損傷が生じたものではない。
どの時点で生じたかは不明であるが、この行為直後の16:14:25に原告陽が暴れた際に生じた可能性も否定できない。

また仮に意見書(※当方協力医)に延べられているように「それほど強くない外圧でも骨折してしまうことが示されている」とすれば、原告陽が1月1日の23:00:41ころに顔面を下にして側臥位で布団に寝ている際に生じた可能性や、翌2日の09:06:04ころに腹臥位に体位を変更した際に生じた可能性も否定できない。




私のコメント
失笑するしかありませんね。まず弟は私や家族そして第三者である、かこさんや佐藤記者、そして意見書を書いてくださった看護師などから見ても暴れていないわけです。それを暴れたとする石郷岡病院の主張自体が誤りである。
それから。寝る際に体位を変えて頚椎骨折もありえる??じゃあなぜそれまで…S准看護師が踏みつける以前は骨折しなかったの?なぜよりによって、S准看護師が踏みつけた後に起こるの?

帝京大学付属ちば総合医療センターの整形外科医師も「いくらなんでも自分で顔や頭を壁に打ち付けたって頚椎骨折なんて早々しないよ」と言っていましたけどね。実際に弟を診たこの整形外科の医師も石郷岡病院の主張は支持していない。→帝京大学付属ちば総合医療センター整形外科医師の見解
この帝京大学付属ちば総合医療センターの整形外科医師は当方の協力医ではなく、あくまで中立的立場です。





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原告らの主張する過失(原告陽を放置した不作為について)

(前文略)加えて、原告陽が衝動的な行動をして、被告病院看護師が原告陽の行動を抑制せざるを得なくなる状況は、従前より見られており、特に本件事故直後に、原告陽の状態がいつもとは異なるなどの症状が見られれば別異、全くそのような状態はなかったのである。
そのような中で、同じ姿勢で長時間過ごすことも日常的に見られる原告陽が、夕方ないし夜間に脱力様の状態が見られたとして、直ちに頚椎損傷を疑って処置等を行うことは、不可能である。(しかも原告陽から何の訴えもないし、痛み等を訴える仕草などもしていないのである)原告らの主張は、レトロスペクティブなものと言わざるを得ないが、あくまでも過失の有無は、本件行為時における判断となるべきである。1月3日の10時に被告病院医師が診察し、その後速やかに転院措置を講じた点にも過失はない。




私のコメント
私の頭が足りないのか、読解力がないためか理解不能な文章である。
【特に本件事故直後に、原告陽の状態がいつもとは異なるなどの症状が見られれば別異、全くそのような状態はなかったのである。
そのような中で、同じ姿勢で長時間過ごすことも日常的に見られる原告陽が、夕方ないし夜間に脱力様の状態が見られたとして、直ちに頚椎損傷を疑って処置等を行うことは、不可能である】と、同じような姿勢で暴れたりせずにいると書いてあるのに、その前の文章が【原告陽が衝動的な行動をして、被告病院看護師が原告陽の行動を抑制せざるを得なくなる状況は、従前より見られており】と、粗暴性を主張している点だ。


それから証拠保全資料である看護記録及び医療記録によれば1/2にすでに石郷岡病院は異変に気づいています。
そもそも、この看護記録及び医療記録(医師が書いたもの)の信頼性には当然疑問符がつきますが。


石郷岡病院の医療記録

1/2 著変なし 石郷岡
   夕~両下肢動かさないとの報告あり。麻痺というよりは脱力
上肢は問題なし ボーダー入らないためこれ以上の評価は困難 症状続くようなら精査を 緊急性なし 石郷岡
(私の意見:麻痺というよりは脱力とは何を根拠に判断したのか?そして緊急性なしとの判断は何を根拠に判断したのか?夕方どころか、1/2朝より前日と同じ角度で足を開いたまま微動だにしていない様子が監視カメラからも見て取れる。因みに翌1/3には【脊髄障害の可能性否定できない】と薄々気づいている)

注目すべき点は、石郷岡病院は精神科だけではなく、神経内科も標榜していることです。神経内科ではこのような脱力や麻痺も治療内容に含まれています。なのに気づかない?




1/3  暴力行為 その夜は歩いていたりはできていた(私の意見:暴力行為??監視カメラからも所謂、暴力行為など、どう目を凝らしてみたところで発見できないのですが?)





石郷岡病院の看護記録


1/1 16:00 ペムパル2本 水150ml 有薬スムーズに飲むがおむつ交換時急に暴れだし男子NSの顔面を蹴る。抵抗著しく暴れ床に左顔面が擦れて 発赤あり 失血なし(私の意見:何度も書いていますが、おむつ交換時にそこまで暴れている様子は全く見受けられないにも関わらず明らかに意図的に弟の粗暴性を主張しているようにしか思えない。確かにオムツ替えの時、T准看護師に腹部などを押さえつけられ苦しそうに「やめて」という感じで手を伸ばし足をばたつかせてはいた。が、そもそも、2名の准看護師に押さえつけられているのだから、暴れようにも暴れられないはずである。看護師の意見書←こちらにも意見書を書いてくださった看護師から見ても暴れていません

【(1)カメラから認められる内容
時系列で見ると、まず、長時間にわたり、◯◯さんがうずくまっていることが認められます。その間、動き回るわけでもなく、叫んでいるようにもみえず、精神症状としての「不穏」「多動」や「衝動性」は、見られていません。
その後、16:08に4名の看護師が保護室に入り、食事介助を行った後に2名が退出します。16:12には、2名の男性看護師がオシメを装着し、その後16:13には、ズボンをあげようとして◯◯さんが足をばたつかせていることが認められます。そして、16:14に、背の高い男性看護師が◯◯さんの頭を二回踏みつけていることが確認できます。

頭部を踏みつけられた後、◯◯さんは首に手を回して、頸部を抑えています。その後、もう一人の男性看護師が上半身を押さえつけ、背の高い男性看護師がオシメを交換しています。その際、上半身を押さえた男性看護師が膝あるいは下腿部で◯◯さんの頭部を押さえつけて動きを制限させているように見えます。

2名の准看護師に押さえつけられて足をバタつかせることが、石郷岡病院側準備書面に記載の言葉を借りれば=粗暴性を有し抵抗著しく暴れる、という認識なのだろうか?
そして意味不明なのはジストニアで左右に首も曲げられないのに床に左顔面が擦れて、って物理的に不可能なことが書いてあること。
勿論監視カメラの記録にもそのような場面はございませんし確認できません。

まぁ、あとで取ってつけたかのようですね…



1/2
20:30 下肢に力が入らない HRなし


そして1/2は看護師が保護室を訪れた回数がたった4回です。
IMG_9003.jpg
1/3は正午ごろ救急搬送されたため看護師が保護室を訪れる回数が少ないことは理解できるが、1/2のみ明らかに回数が少ない。

監視カメラ映像では、朝からずっと動かない弟の姿。石郷岡病院が主張するように【脊髄損傷に気づくことは不可能】であり、石郷岡病院の準備書面に書いてあるように【原告陽から何らの訴えもないし、痛み等の仕草もないのである】ということを正当化するならば、口頭で伝えることができない患者を放置しても構わないという意味であり、脊髄損傷等で四肢麻痺をして痛みを訴えることができない患者も見殺しにしても責任はない、という言い逃れを医療機関はできるということになる。例えばHCUの患者のように重篤な症状の場合、口頭で訴えることも、仕草で訴えることもできないケースがあると思うが、そういった場合、病院スタッフ、すなわち、医師や看護師が患者を注意深く観察するはずだ。

弟の場合も結局のところ頚椎骨折であり、仕草で訴えたくても訴えられなかったわけだ(何故ならこの時、既に四肢麻痺状態であった。それは監視カメラ映像でも1/1の就寝時の体位から全く動いていないことを見てもわかる。何のための監視カメラなのでしょうか。誰も見ていなかったのか、故意に放置していたかのか、いずれにしても職務怠慢でしょう)
それなのに「患者が仕草で訴えなかったのが悪い」と言わんばかりの石郷岡病院の言い分には、医療機関としての責務を放棄しているのではないかとすら思う。

この他にも同準備書面では、弟が口頭や仕草で訴えていなかったとアピールしている。
例えば「1/2  20時30分に、原告陽の下肢に力が入らない様子が見られることから、原告陽に尋ねた看護師の問いにも答えることができず、翌3日に、医師が診察した際にも、何ら自身の状況について伝えることができない状況であった」など意思疎通は困難だった、とある。

上記も、その時は頚椎骨折を負わされていたのであるから、何かを訴えたくても言葉として訴えることができなかった可能性もあるのではないだろうか。弟の場合、実際に頚椎骨折であって、首の腫脹が増悪した結果、頸部を圧迫し発語できなかった可能性などだ。
実際に救急搬送された翌日には一時、心肺停止になるなど緊急性の高い状態だったわけです。
寧ろ、石郷岡病院は病院という医療施設であるにもかかわらず、下肢(四肢)が動かないという異常な状態であったにも関わらず、問いかけに答えないからといって何らの処置を施さずに放置したことに問題があるのではないだろうか。しかも1/2にはすでに麻痺、閉尿という脊髄損傷を疑われる所見が出現しています。

また準備書面の端々で「意志疎通が困難」など、弟がまともに会話できないと石郷岡病院が認識していると強く主張しておきながら、このような緊急性の高い状態の場合では何故か「意志疎通が困難」を理由に放置する。
おかしいではないか。
意志疎通が困難な患者だからこそ、そのことを常に念頭に入れて、病院側が適切な処置を施す必要性があるのではないだろうか。

例えば、どこかで人が倒れていて、上肢あるいは下肢(四肢)麻痺が見て取れかつ、問いかけにも答えない状態の人物を発見した時、問いかけに答えないからといって放置するだろうか?否、殆どの方は救急車を呼ぶなどの行動をとるであろう。
意思疎通が困難であれば病院側に責任がないのであれば、意識不明の患者を「意思疎通が困難だったから」という理由で何らの手立ても考えずに放置し、結果、重篤な症状に至らしめても問題がない、ということになってしまう。

しかし実際には、多くの医療機関では、意思疎通のできない患者、発語できない或いは、仕草のできない四肢麻痺の患者も病院で救われているはずだ。多くの医師が「意志疎通ができないから」「仕草ができないから」などの理由で、患者の治療を放棄することなど考えられないことだ。
しかし前述した通り、石郷岡病院は堂々と「何らの訴えもないし、痛み等の仕草もないのである」ことを理由に、更に監視カメラという観察手段があるにも関わらず、放置したことを正当化している。
全くもって詭弁と言わざるを得ない。







プロフィール

gunter75

Author:gunter75
このブログは姉である【私個人】がやっています。



●プロフ画像は、弟が薬剤性ジストニアになったあと、友人たちがリレーで色紙を書いてくださり、お見舞いの時にいただいたものです。



●医療法人 石郷岡病院を許しません!!
絶対に諦めません!!(2015/12/31現在、病院からの説明・謝罪等は一切ありません。2012/1/4以来全く接触もありません)


●事件の流れ
2012/1/1石郷岡病院の2准看護師が弟を暴行→1/2朝には病院側は異変に気づきながらも放置。診察もしていないのにも関わらずカルテに「著変なし」、1/3昼過ぎ救急搬送→1/4一時心肺停止するも蘇生→2014/4/28療養先の病院で息を引き取る→2014/4千葉県警千葉中央署捜査第一課捜査開始→2015/7/8石郷岡病院の暴行した2准看護師逮捕→2017/3/14 千葉地裁(高橋康明裁判長)は、正当な医療行為として田中氏無罪、菅原被告に罰金30万の不当判決(公訴時効成立の暴行罪)を下した→3/28検察が控訴

石郷岡事件・経緯←クリックすると経緯の記事を表示します




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